ニキビは主に思春期の肌悩みですが、エイジングケア世代でも大人ニキビで悩むことがあります。ニキビが治っても、間違ったケアをするとニキビ跡が悪化してしまうことに。
そこで今回は、 ニキビ跡の原因や種類、予防の対策、正しく消す方法をご紹介します。
ニキビ跡の種類と原因
ニキビ跡は、ニキビそのものは治っても、皮膚の内部に残っている炎症の傷跡です。
血管の開き、メラニンの蓄積、刺激による炎症や炎症で免疫が亢進することが原因で、ニキビ跡が目立ちます。
ニキビ跡にも種類があります。赤みのあるものは、炎症を修復するために作られた血管で、茶色のものは、ニキビの炎症から守ろうと生成されたメラニンです。
クレータータイプのものは、真皮が破壊されてできたもので、ニキビを無理に潰して悪化させるなど、重度のニキビが原因です。ケロイドタイプのものは、体質的な要素と傷の影響で発生すると考えられています。
ニキビ跡の予防の対策
ニキビ跡の予防には、ニキビそのものを正しく治すことが大切です。その上で、セルフケアでニキビ跡が目立たない予防のための対策を実践しましょう。
まず、ターンオーバーの正常化を目指しましょう。肌の新陳代謝を促進するビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどの美肌のための食べ物をバランスよく摂ること、1年を通してあたたかい飲み物を飲み、身体を冷やさないようにすることがおすすめです。
また、良質で十分な睡眠や適度な運動も心がけましょう。ターンオーバーの過度な促進は、十分に育っていない未熟な細胞が肌の表面に押し上げられ、刺激に弱くなって肌トラブルを引き起こすので、ニキビ跡を悪化させる原因になります。
ターンオーバーが過度に促進される原因は、間違った洗顔やクレンジングなので、肌に優しく正しく行うことを心がけましょう。
つぎに、バリア機能の正常化を目指しましょう。バリア機能が低下してしまうと刺激に弱くなり、ターンオーバーが乱れる原因になります。バリア機能の正常化には、保湿ケアが効果的です。
セラミドやプラセンタエキスなどを含んだ高保湿だけれども敏感肌でも使える、美容液や保湿クリームでのケアがおすすめです。もちろん、規則正しい生活も大切です。
そして、紫外線対策をしっかり行いましょう。
ニキビ跡を消す方法
赤みのニキビ跡は、炎症を抑えることが大切です。なるべく早めに、炎症を鎮める効果があるビタミンC誘導体化粧水などでケアし、その後保湿をしましょう。また、肌のこすりすぎは炎症悪化の原因になるので、普段から優しい力加減を心がけましょう。
茶色のニキビ跡は、ターンオーバーを正常化し、メラニン色素を排出することが大切です。メラニンの生成を抑制し、メラニン色素を薄くする効果があるビタミンC誘導体配合化粧品を使ったケアがおすすめです。
また、紫外線ダメージも悪影響を及ぼすので、紫外線対策をしっかり行いましょう。
クレータータイプのニキビ跡は、セルフケアによる改善は難しいので、完治を目指すなら、皮膚科や美容皮膚科をなるべく早めに受診しましょう。
皮膚科でのニキビ跡の治療は、レーザー治療、フォトフェイシャル、ケミカルピーリングなどさまざまで、ニキビ跡の状態や肌質に合わせて、専門医が最適の治療を提案してくれるので、しっかりと説明を聞いて自分に合った治療法を選びましょう。
ニキビ跡の治療中にニキビを隠したいなら、コンシーラーを活用したメイクでカバーする方法も有効です。
まとめ
ニキビ跡の原因や種類、予防の対策、できてしまったニキビ跡を正しく消す方法をご紹介しました。ニキビ跡の予防にはニキビを悪化させないことが第一なので、まずは肌のバリア機能を回復し、ターンオーバーを整えることが大切です。
エイジングケアアカデミーの記事 「気になるニキビ跡の原因と種類や消すための正しい方法」では、ニキビ跡の原因や予防の対策、消す方法をさらに詳しく紹介しています。ぜひ参考にしていただき、ニキビ跡のない美肌を目指しましょう。